
【SNS投稿データ調査レポート】インスタグラム編ー 2018バレンタインデー、チョコをあげた相手でもっとも多いのは「夫」
Instagramバレンタイン調査結果<2018> シリーズ
- 【SNS投稿データ調査レポート】インスタグラム編ー 2018バレンタインデー、チョコをあげた相手でもっとも多いのは「夫」
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- 【SNS投稿データ調査レポート】 2018バレンタインデー、「もらった!」派の投稿は「あげた派」の約2倍。
- 調査期間
- 2018年2月1日〜28日
- データ抽出条件
- テキスト中またはハッシュタグにキーワード「バレンタイン」を使用していて、なおかつ「あげた」「もらった」というキーワードを使用しているデータ
- 対象SNS
- 抽出投稿数
- 9,231件
今年のインスタグラムにおけるバレンタインデーの投稿数の調査をした結果、「もらった」派の投稿が、「あげた」派の投稿数の約2倍もあったことについては以前報告した通りだ。
※参考【インスタグラム調査】 2018バレンタインデー、「もらった!」派の投稿は「あげた派」の約2倍。
今回は、「あげた」「もらった」に該当するインスタグラム上の投稿データを、目視でさらに掘り下げ、「あげた相手」「もらった相手」がそれぞれ「誰なのか?」を調査してみることにした。予想は「恋人」だったのだが、調査結果はこの予想を大きく裏切り、「あげた相手」でもっとも多いのは「夫」だった。
「あげた相手」でもっとも多いのは「夫」。家族が全体の約70%を占める。
「あげた」のキーワード(類似キーワードも含む)に該当する投稿データをすべて目視で確認し、「あげた相手」別に分類した結果が以下のランキング。
第1位:夫 225
第2位:子供 89
第3位:友だち 73
第4位:父 55
第5位:恋人 54
第6位:職場 51
第7位:その他家族 38
第8位:母 23
第9位:兄弟・姉妹 18
第10位:妻 9
勝手な先入観から、「バレンタインデー=恋人」と思い込んでいたのだが、結果は予想にもしていなかった「夫」。2位の「子供」の約2.5倍、全体の34.5%を占める、圧倒的な強さだ。インスタグラムの世界をみる限り、「夫」は「妻」に大事にされているように見える。この結果は、インスタグラム特有なものなのかもしれない。コア利用ユーザーの年代がもっと低いツイッターなら、もっと違う結果になっていたに違いない。
2位に「子供」、4位に「父」がランク入りしているように、「家族」にあげた投稿が多いのも、インスタグラムの特徴かもしれない。「夫」「子供」「父」「」その他家族」「母」「兄弟・姉妹」「妻」を合わせた「家族」全体で、全投稿の約70%を占めている。
勝手に1位と予想していた「恋人」は、54件(8.3%)で5位だった。また、今年物議を読んだ「義理チョコ」の温床と思われる「職場」は、51件(7.8%)で6位だった。どちらも、もっと投稿数が多いと予想していたが、「あげた」に関しては、「家族」が圧倒的に多いという結果となった。
■バレンタインデーの「あげた」相手TOP10
「もらった相手」でもっとも多いのは友だち。女性同士のやりとりが目立つ。
「あげた」と同じように、「もらった」のキーワード(類似キーワードも含む)に該当する投稿データもすべて目視で確認し、「もらった相手」別に分類してみた。結果は以下の通り。
第1位:ともだち 169
第2位:母 122
第3位:職場 106
第4位:夫 66
第5位:妻 50
第6位:子供 47
その他家族 47
恋人 47
第9位:兄弟・姉妹 30
第10位:父 24
1位は、「あげた相手」で3位だった「友だち」で、169件(18.2%)だった。「あげた相手」の1位だった「夫」が全体の34.5%だったことを考えると、「もらった相手」は、全体に分散していることがわかる。内容は、同性の友だちからもらった喜びを素直にあらわしている投稿が目立つ。2位は、「あげた相手」が23件(3.5%)しかなかった「母」で、122件(13.1%)と5倍以上もあった。「友だち」と同じように、自分の母親から「もらった」ことに感謝の気持ちを伝えている、女子の投稿が目立つ。
「恋人」は、「あげた相手」の54件(8.3%)よりも若干少ない47件(5.0%)。投稿件数は少ないが、「あげた相手」と「もらった相手」の投稿件数のギャップ(差)が少ないのが特徴だ。反対に、「あげた相手」で225件(34.5%)の1位だった「夫」は、66件(7.1%)で4位。ギャップの大きさが際立っている。この大きなギャップは、インスタグラムの利用ユーザーが、男性よりも女性の方が多いという特徴をそのまま反映しているものと考えることができる。
ギャップと言えば、「職場」も面白い結果が出ている。「あげた相手」は51件(7.8%)しかなかったのに、「もらった相手」は106件(11.4%)と、約2倍も多い。義理チョコは、「あげた」方はそれほど意識していないが、「もらった」方は嬉しさを隠すことができないでいることがわかる。
■バレンタインデーの「もらった」相手TOP10
バレンタインデー=女性から男性へ、の図式はすでに崩れている。
今回の調査結果でわかったこと。それは、バレンタインデーが、女性から男性にプレゼントを渡す記念日ではなくなっているということ。女性同士、あるいは男性から女性へプレゼントするパターンが予想以上に多いことに驚いた。
たとえば、夫婦間。妻の「夫からもらった」という内容の投稿が66件(7.1%)もあった。もちろん、妻が「夫にあげた」という内容の投稿の方が225件(34.5%)と圧倒的に多い。それでも、「妻にあげた夫」が66件(7.1%)もいるのは、バレンタインデーが、すでに女性から男性にプレゼントを渡す記念日ではなくなっているということを証明する結果だと言える。
それは、親子関係からも知ることができる。数はそれほど多くないが、娘の「父からもらった」という内容の投稿が24件(2.6%)確認することができる。インスタグラムの世界に限って言えば、バレンタインデー=女性から男性へ、の図式はすでに崩れていると言えるだろう。
調査資料
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