
【SNS投稿データ調査レポート】 2018バレンタインデー、「もらった!」派の投稿は「あげた派」の約2倍。
Instagramバレンタイン調査結果<2018> シリーズ
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- 【SNS投稿データ調査レポート】 2018バレンタインデー、「もらった!」派の投稿は「あげた派」の約2倍。
- 調査期間
- 2018年2月1日〜28日
- データ抽出条件
- テキスト中またはハッシュタグにキーワード「バレンタイン」を使用していて、なおかつ「あげた」「もらった」というキーワードを使用しているデータ
- 対象SNS
- 抽出投稿数
- 9,231件
今年のバレンタインデー、インスタグラムの世界だけで見ると、「もらった」派の投稿が、「あげた」派の投稿の約2倍もあることがわかった。ある程度予想はしていたが、インスタグラムは、「もらった」自慢をするには格好の場所ということなのだろう。
バレンタインは、2月初めからすでに始まっている
今回調査をしてわかったことの一つが、バレンタインは2月の初めからすでに始まっているということだ。もちろん、2月14日にバレンタインの投稿の大部分が集中している。しかし、今回の調査結果で、2月14日の投稿数は2月全体の投稿数の約20%に過ぎず、残りの80%の投稿は当日の前後に発生していることがわかった。
グラフを見てもらえればわかるのだが、徐々に投稿数は増え続け、2月14日にピークを迎え、その後は急速に減少している。2月14日以降の投稿数は、2月14日までの投稿数に比べるとかなり少ない。とは言っても、2月後半になっても投稿が確認できことから、バレタインという行事が、日本ではまだまだ無視できない一大イベントであることがわかる。
「もらった」派は「あげた」派の約2倍。
次に、バレンタインデーにチョコレート(※チョコレート以外の菓子類も含む)を「あげた」派と「もらった」派ではどちらが多いのかについても調査してみた。「あげた」派と「もらった」派を分類するには、目視による掘り下げ調査が必要になる。なぜなら、「もらった」と一口に言っても、「貰った」「くれたよー」「ゲット!」など、ユーザーによって表現方法が異なるからだ。
「あげた」も同様である。「渡した」や、中には「喜んでくれた!」といった表現も見つかる。これらの、「あげた」「もらった」と同じ意味のキーワードを使った投稿を一つも漏らさずに見つけることは、市販のソーシャルリスニングツールでは不可能だ。「あげた」「もらった」と同じ意味のキーワードを全て漏らさず見つけるためには、目視による掘り下げ調査が必要になる。
対象となる9,231件の投稿データを、目視による掘り下げ調査をした結果は以下の通り。
- 不明:6,670件(72.3%)
- もらった:1,749件(18.9%)
- あげた:812件(8.8%)
もっとも多いのは、どちらとも判別がつかない投稿で、全体の72.3%にあたる6,670件。次が「もらった」で、約19%にあたる1,749件、そして、「あげた」は約9%にあたる812件だった。
この調査結果については、納得ができる。「あげた」方にしてみれば、わざわざインスタグラムに投稿するまでしてひけらかすまでのことはないということだろうし、「もらった」方は、「もらった」ことをインスタグラムで自慢したくてしかたがないということなのだろう。いずれにしても、インスタグラムが、「もらった」派のアピールする格好の場所になっていることだけは間違いなさそうだ。
「もらった」派は、バレンタインデーが終わってもアピールしたい?
今回調査をしてみてわかった、ちょっと興味深いこと。それは、「もらった」派は、「あげた」派よりもバレンタインデーがよほど名残おいしいのか、「もらった」ことをいつまでもアピールする傾向があるということだ。これは、「もらった」派の特徴と言ってもいいだろう。
「あげた」派の投稿が、2月14日以降急速に減少しているのに対し、「もらった」派の投稿は、「あげた」派ほど極端には減少していない。バレンタインデーが終わった2月15日~28日までの投稿件数を集計した結果、「あげた」派の投稿が251件で全体の30.9%なのに対し、「もらった」派の投稿は、879件で全体の50.7%もある。いかに、「もらった」派が、バレンタインデーを過ぎてもズルズルと余韻を引きずっているのかがわかる
インスタグラムの世界における、2018バレタインデーの「あげた」派と「もらった」派の掘り下げ調査の結果は以上だ。少し冷静な「あげた」派と、自慢せずにはいられない「もらった」派。「インスタ映え」が定着した今、両者のインスタグラムに対するスタンスの違いが浮き彫りになった調査結果となった。
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